退職前の準備事項
●なぜ退職するのかを考えよう
退職の理由は人によって千差万別です。なぜ退職したいのか。退職してどうしたいのか。それを明確にするためにも、まずは自己分析をしてみてください。
自己分析をすることで、なぜ会社を辞めたいと思っているのか、本当はどのような仕事をしたいと考えているのか、自分の適性は何かということがわかり、本当に今の会社を辞めるべきか否かが見えてくるはずです。つまり、自己分析が今の会社を本当に退職するべきかを改めて考えるよいきっかけとなるのです。退職を願い出る前に、ぜひこの自己分析をおこなってみてください。
●退職を決意したら
最初にしておかなければならないのが、今の会社の就業規則を確認することです。就業規則には退職に関する規定があり、この規定は会社によって異なります。
退職する時重要なのは、「円満退社」を目指すことです。そのためにも今の会社における退職までの手続きや期間をしっかり確認しておかなければなりません。
法的には退職を申し出てから一定期間で退職できる、という規定がありますが、円満退社をするためには退職するその日まで信頼関係を継続し、良い人間関係を保つことが大切です。そのためにも、就業規則にのっとった退職の手続きをとり、信頼関係が継続する退職を目指しましょう。
退職の相談はまず口頭で直属の上司にします。退職までの手続きや期間を上司と話し合い、折り合いがついたら次に退職届を提出します。退職届を提出し、無事受理されたところで退職する為の整理を始めます。引継ぎに必要な書類は残し、他はシュレッダーにかけて処分します。デスク周りでは会社に返却するものを確認、私物は持ち帰ります。パソコンの中のデータを整理することも忘れないようにしましょう。業務上のデータは引継ぎするもの以外消去します。さらに・メールの送受信箱とアドレス帳、インターネットのキャッシュ・履歴・お気に入り・オートコンプリートなども整理しておきましょう。
これ以外に今の会社の就業規則で「退職に関する規定」があった場合は、退職までに終えておきましょう。
途中で業務を投げ出す、身の回りを片付けないまま退職、など会社の迷惑になるような行動はくれぐれも慎んでください。
退職理由はどうあれ、お世話になった会社からの円満退社を心がけることが大切です。
●退職のポイント
・なにはともあれ円満退社。退社後ももしかしたら元の会社の同僚や上司にお世話になるかもしれません。いつどこで誰がつながっているかもわかりません。円満退社の場合はプラスとなる評価が伝わりますが、辞め方がよくなかった人は、人格さえ否定されるような噂が広がる恐れもあります。
・退職時期は業務の流れを考慮
どうしてもという場合は割り切ることも必要ですが、なるべく業務への影響が少ない時期を退職時期に選びましょう。
・退職の相談(報告)は直属の上司が最初
信頼のおける同僚や先輩でない限り、まずは直属の上司に口頭で退職の意思を伝えましょう。退職の噂の方が先に上司に伝わるというのは、あってはならないことです。
・退職理由は常に前向きに
上司への相談の際、退職の理由を会社への非難や人間関係の不満にしないようにしましょう。「一身上の都合」「夢の実現」など無難な理由にしたほうが円満退職につながります。